お灸には様々な種類があり、じんわりと温かいものからピリッとした熱刺激を加えるものまで、状況に合わせて使い分けております。
お灸には、ヨモギを原料とした艾(もぐさ)を使用致します。
透熱灸では、ゴマ粒程度か糸状に小さくひねった艾を直接皮膚の上に置き、熱刺激を加えていきます。一瞬、ピリッとしたりチクッとした感じがありますが、間接灸と比べ効果が出やすいので、治療を優先したい方に使用します。
直後は、お灸の後が点状に赤く残る場合がありますが、数日~1週間程度で消えていきます。
知熱灸では、ブドウ大に丸めた艾を直接皮膚の上に置き、じんわりと熱刺激を加えていきます。熱さを感じた時点で取り除きますので、火傷などの心配もありません。
当院ではよく使用するお灸の一つです。
箱灸や棒灸は、かざして使用し間接的にふんわりと広い部分を温めていきます。
冷えや緊張など、ゆっくりと熱刺激を加えたい場合やリラックスを目的として使用します。
治療を優先させたい場合には少しだけ熱さを我慢して頂く場合もございますが、無理に我慢させるようなことは絶対にありませんので、ご安心ください。
じんわりと気持ち良いお灸は、自分でも簡単にできるセルフケアの一つです。
すっかりお灸にはまって、家でお灸をするようになる方もたくさんいらっしゃいます。
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